attoの文とか。
attoの書く小説等をupしています。                 記事は下へ行ってしまうので一話から読むときは最新の記事かカテゴリーを使って下さい。 ・・・・では、
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Author:atto
話を読むこと、書くことが好きな高校生。
いろんな知識を持っているつもりだけどいざと言うときに活かせない。

話を書きたいがどうにも行き詰まることが多い。

もの凄いスローペースな更新だとは思いますが、どうかお付き合い下さい。



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B×B Sixth
お待たせしました(?)
『B×B』の第6話です。
かなりの駆け足ですが、どうぞお付き合い下さい。

ご意見、ご感想お待ちしています。

Sixth"希望"

ズルッズッズ・・・・ドサッ。
薄暗い研究棟に物を引きずるような音が木霊する。
「ほれ、ガキ。連れて帰ったぞ。」
緋月はThirdを研究員の足下に放り投げる。
未だ絶賛気絶中なThirdはその衝撃を受けて尚、一向に目を覚まさない。
systemを起動していてもこの状態である。白羽の力はどれほどなのか、想像は容易ではない。
「ご苦労。・・おい、Second、聞いて居るぞ。Firstを無視したそうじゃないか。何故捕まえなかった。」
若い研究員は背は同じだか年齢的に下の緋月に向かって威圧的な声をあげる。
その声に一瞬顔を歪めた物の、緋月はすぐ元の顔に戻り、「指令はThirdの捕獲のみだった。」と答えた。
表情を読めない苛立ちか、小馬鹿にしたように感じたのか、研究員は舌打ち一つ残して背を向ける。
そのままThirdの襟首を持って研究室に戻り・・・「駒のくせに。」呟いた。

『ドゥン!!』

研究員が振り向くと、自分に向けて銃を構える緋月が居た。
その先を見れば赤々と焼け、機材は溶け出している。
「なんつった?あ?」
銃を構えたまま緋月は怒気を存分に孕んだ声で研究員に問う。
「・・き、貴様、てめえらを『作ってやった』俺等に向けて何て口の利き方だ!!」
としかし、研究員も空気を察せず、威圧的に言う。
これが緋月の神経を逆撫でしない筈がない。

『R.system・・・Ready』

「ひっ!」
研究員の前に紅蓮の装甲が現れる。
「・・作ってやった?あぁ、ありがたいね。お前みたいな馬鹿を、軽く殺せる。あ、殺すことに抵抗が無いのもお前等の教育の賜か。」
銃に力を込めていく。そこに躊躇いなど一切無い。
怯える研究員に向かって緋月は最後、
「ありがとう、心から感謝を送るよ。・・そして、永遠に俺の前から消えてくれ。」

『ゴォウ!!』

部屋が、火球に包まれた。

『エマージェンシー、エマージェンシー、研究棟A-3〜4にて火災発生。火は強力な属性不可がかかっているためSecondの仕業と仮定し現在Secondを捜索中。繰り返す・・・』

「あん、馬鹿が・・。」
紅林はコーヒーを机に置いた。
放送の内容から推測するに、どっかの馬鹿が家の馬鹿を挑発したんだろう。
流石にそうでもなければあの馬鹿は騒ぎを起こしたりはしない。
「少々予定が狂ったが、緋月には現実を見て貰うかな。」
そう言うと紅林は横に置いてあるアタッシュケースを見やった。

『ドウン!ドドドドン!』

火球が四方八方に飛ぶ。
すでに廊下は壊滅気味。後ろからの追跡は不可能だろう。
緋月が向かう先は紅林の部屋。
「そう、なんで気が付かなかったんだ・・。俺は、アイツを殺せば・・自由じゃないか。」
装甲に隠れて見えない顔がそう呟く。
ゆったりと、しかし着実に歩を進める。
もう少しで部屋に着く。
前から来る雑魚はクライシスで一掃する。
遮る物など無い。
「・・ここか。」
扉の前に辿り着く。
銃を上げ、扉に向ける。

『ゴォウ!』

扉を破壊するための火球が繰り出される。
煙が晴れた先には椅子に座った紅林が居た。
「やぁ、緋月。今日もご機嫌斜めだねぇ。」
いつも通り、そう、こんな状況にも全く動じず、いつも通りに紅林は惚けて言った。
「・・お前を、殺しに来た。」
「そうか、そいつぁ困った。俺はまだ死にたくない。未婚だしね。」
どんな状況でもふざけている紅林に緋月は苛ついていた。
「・・しらねぇよ。取り敢えず・・死んでくれ。」
緋月が銃を構えた瞬間、後ろから吹き飛ばされた。
「ちっ、情報の早い事で。」
紅林は憎々しげに言う。
そこには数人の研究員と棟の責任者が立っていた。
「紅林、お前も風凪と同じか?全く、私は嘆かわしいよ。」
表情を全く変えず、殆ど棒読みで喋る責任者・・灰里。
「俺は、自分の好きな事をするだけだ。そして、今は緋月を守らなきゃならないんでね。」
「は?なんで俺が守られなきゃならねぇんだ!」
今までの口調とは違う・・いつもの緋月の口調に紅林は顔を緩める。
しかし、すぐ灰里に向き直り、表情を固定する。
「すみませんね。俺としてはなんで『Zero』を殲滅する組織がそれらを『飼ってるのか』が気になりまして。」
紅林も灰里に負けぬほどの棒読み具合だ。
緋月は紅林の台詞に驚きを隠せず、灰里も表情が一瞬歪む。
「で、緋月君にここの現実を見て貰おうと思ってね。」
そう言って紅林はケースの中のベルトを付ける。
「試作品段階でもかなり上まで行ったから・・・割と持つと思うんだけどな。」

『Proto system・・・変身!!』

紅林がそう叫ぶとそこにはギシギシと音を立てる、紅蓮の戦士が立っていた。
「ちっ、おい、かかれ。」
灰里が指示すると、研究員がわらわらと入ってくる。その姿は順々にZeroへと変貌していく。
「フッ」
紅林は息を吐いて、一気に距離を詰める。
一体目に掌底を叩き込み吹き飛ばす。そのまま回し蹴りで二体目を。
今まで馬鹿な奴と思っていた人間が、『Raider』として戦っている、その光景に緋月は呆気にとられていた。
「良いか!緋月!」
Zeroを相手しながら紅林は緋月に叫ぶ。
「お前等はそれぞれにモチーフがある!お前は火蜥蜴・・サラマンダーだ。Raiderには羽のある何かをモチーフにしなきゃなんなかったんだけど、お前には羽は無い!」
緋月はただ聞いているのみだった。
「いいか!FirstはいつかZeroを殺しきる。その時支えるのはお前だ!緋月!」
紅林が最後のZeroを倒した。
「・・・生き残れ。そのための『牙』はすでに研いである。」
そう言うと紅林は緋月にもう一つのアタッシュケースを渡し、脱出用の出口から突き落とす。
「なっ!!」
高さ的には4階だが、アイツなら怪我一つ無い筈、そう信じて紅林は背を向ける。前には灰里。
「・・あ〜、コレ不可がかかりすぎて超だるいわ。」
呟いて、突っ込んだ。
話屋、100のお題Ver,
B×Bはもうしばらくお待ち下さい。

と言うわけで、話屋の3話目。
ご感想、アドバイス等、お待ちしております。


3、音楽 【おんがく】

「理穏君って歌得意でした?」
昼食を食べている時、ふと帳さんがそんなことを聞いてきた。
───何ですか?いきなり。
「いえ、ちょっと気になりまして・・。此処って、本当に無音じゃないですか。だから何も無いときに理穏君に歌って貰おうかと・・。」
無音なのは気になっていたが、それを俺で・・しかもアカペラで解決しようとは・・帳さんも思い切った事をなさる・・。
───そうですね・・歌は好きですけど・・あまり得意ではないです。
実技教科は技術と体育だけで助けられてきたに等しい。
得意でないと言うのはまぁ、ギリギリラインの台詞だろう。
「じゃぁ、歌を教えてくれませんか?・・・あぁ、歌以外で、楽器とかでも良いですよ?」
交渉術がお上手ですね・・。
後日音楽の授業が行われる事になりました。

───では、店の裏にあった木とポリバケツで、太鼓でもやってみましょう。
仕方なしに俺はリズム感さえあれば何とかなりそうなモノを選び、音楽の授業とすることにした。
そんな下らない授業でも帳さんは笑顔で、とても楽しそうだ。

「ボンボンボン、ボボン!ボン!」

白しかない無音の空間にあまりにも間の抜けた音が木霊・・しない。
音は一瞬耳を通り過ぎ、永遠に続く白に吸い込まれていった。
───それはそれで寂しいな・・。
「え?どうしました?」
何でもないです。俺はそう答えて、また太鼓を叩き始めた。
叩きながらぼんやり思い出すのは、ついこの間まで一緒に馬鹿やってた友達。
「バンドやろうぜ!!」
なんて、今時な高校生だった俺等は金も、楽器も、センスも何もなく、ただ漠然と憧れて、形として残したくて、騒いで・・・・。
一分一秒が早すぎて、付いていけて無かった。

───その時まで僕らは当然のように過ごす・・・。
───その時がくるのを知らなかったのように・・・。

いつだか聞いたメロディー・・知らず知らずのうちに口ずさんでいた。
それを聞いた帳さんは小さくこう呟いていた。
「それが・・音楽なんじゃないですか?」


引用・・KNIGHT of NIGHTMARE さんより 空詩

KNIGHTさん、歌詞の引用を許可して頂きありがとうございます。
前々から言っては居ましたが、掲載するにあたって今一度御礼を。


拍手レス
・・名前を載せて良いんでしょうか・・・。拍手だしなぁ・・。
取り敢えず、拍手、ありがとう御座います。
そう言って頂けると僕としてもとても嬉しいです。
話屋、これからも続きますので、どうぞお付き合い下さい。