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| B×B Seventh |
B×B・・・更新です。 一度、間違えて更新分を吹っ飛ばす、(コピーと間違えて貼り付けを押してしまい、それまで書いた文が『Trading』になると言う・・。)絶望を味わい、もうだめだ・・とも思いましたが、どうにか第七話、書き上げました。 最強は紅林さんです。
では、感想、ご意見、お待ちしています。
Seventh "生様"
カチカチ・・・カチカチ・・・。 薄暗い部屋にぼんやりと青白い画面が映える。 勿論それはパソコンのデータとかそう言う真面目な類のモノでは無く、第4、5研究室担当の「水湖 高奈」のしている、ゲーム画面である。 研究棟内で研究よりゲームを優先する人間は彼女を置いて他に居ないだろう。 その後ろには双子の姉弟、姉の「Fourth」・・・「蒼」と弟の「Fifth」・・・「青」。 どちらも特にすることなしと、ゲーム画面をぼんやりと眺めている。 ・・否、Fifthの方は姉にもたれ掛かってうっとりしていた。
『ガンガン。』
重厚な金属製の扉を叩く音が鳴る。 この部屋に来る人間は研究レポートの提出を催促する奴か、依頼する奴の2パターンしかいない。それについてはFourthが「いつまでも学生から抜け出せない大人」と辛辣な評価を下している。 「悪い、蒼、ちょい手が離せんから出てちょ。」 画面から一向に目を逸らさず言葉だけ発する。 それに蒼は「はいはい」とうんざりしたように答え、弟を引きはがし、扉に向かった。 『ガチャリ』と重々しい感じとは裏腹にスムーズな開閉を行う扉を開けると、そこには一人の白衣の女性が立っていた。 「・・第1研究棟の一澄(ヒズミ)です。先ほど、Secondが逃走、よって逃走したsystem保持者がFirstと合わせ2体となったため、Thirdだけでは厳しいと言うことで此方、4、5研究所にも依頼が入りました。直ちに1st及び2ndを捕獲、もしくは破壊して下さい。以上です。」 表面上は業務を果たしているが、声が震えている。 まぁ、仕方ない。と蒼は思った。 此処に来るのも辛かっただろう。 「あ〜、そうなん?風凪も紅林も馬鹿やるねぇ・・。まぁ、いいや。蒼、青。適当に終わらしてきて。あたしコレ速いところクリアしてぇし。」 勿論顔は画面から離さず、声だけを向ける。 その刹那、青の目から色が消え失せる。 「はい、解りました。・・・じゃ、準備運動・・。」 そう言って青は一澄の元へ歩いていき、「ひっ」と小さく悲鳴を上げる彼女を無視してしなだれかかる。 そのまま、指が彼女の腕を滑っていき『ボコボコボコ』水の動く音『パァァァン!』腕が弾けた。 「イヤァァァァァアァァアァァァァアアアア!!!!!!」 水風船が割れるように一澄の腕が破裂し、血が飛び散る。 その血を浴びても尚、青の顔は無表情だった。 その光景に蒼は目を瞑り、高奈はゲームのヴォリュームを上げるだけで、特に感情は見られない。 「・・青、時間ないし、行こうか。」 「うん、解ったよ、おねいちゃん。」 その声は先ほどとは打って変わって、猫なで声な妙に似合わない声だった。 そのまま蒼は青と共に一澄の横を通って扉を潜った。 ・・彼女の横を通る時に蒼の口が「ごめん」と動いた事に気が付いた人は居なかった。
『ヒュッ!』 そう風を切る音が聞こえる程、紅林の動きは素早かった。 狙うは足、まずは相手の動きを止めるのが上等手段だ。 低い体制から突如ブレーキと共に回転してローキックを放つ。 が、それを灰里は軽く飛ぶことでいとも簡単にかわしてしまう。 「・・ダメだ、紅林、お前では勝てない。」 感情の無い、棒読みの台詞が紡がれる。 それについて紅林はノーコメントだった。 「・・仕方ない、・・苦しまないように・・殺してやる。」 そう言って灰里の姿が歪み、Zeroの姿へと変貌する。 それは、蜂によく似た姿だった。 灰里は距離を詰め、重い拳を繰り出す。 それを少ない動作でかわし、足払いをかける。 が、それも先ほどのようにふわりと浮き上がった身体にかわされる。
『ガキィッ!』
紅林の装甲に罅が入る。 が、それは灰里の攻撃ではなく、Proto systemの耐久性が限界に近いせいだろう。 「・・早いとこ決着をつけなきゃなぁ・・。」 紅林は呟く。 そのまま、机に近づき、置いてあったベルトを掴む。 「・・ん?何だ?」 「・・G system・・お前等に悟られないように作るのはしんどかった・・。」 そう言って、ベルトを装甲の上に付ける。 「風凪、コレがアイツ等の『牙』になる!」
『R system Reinforcement・・・Form G!!』
一瞬だった。 何か装甲が変わった、と認知した瞬間に灰里は『消し飛んで』いた。 そして、そこには生身の紅林が立っていて、ぼうっと上を見上げていた。 が、次の瞬間には膝から崩れ落ち、倒れ・・・
『ガッ』
それを受け止めたのは風凪だった。 「完成・・したのか、G and D system・・・。」 「・・あぁ、一応な。ついでにProtoに対応させるのに手間取った。」 「しなくて良いだろ、つうか、俺がやりゃぁ、良かったんだろうし。」 「そうか、その手があったか。」 「・・今解った様な言い方すんな。緋月に見せたかったんだろ?」 「あぁ、そうかも、俺らしくねぇ。」 「いいや、お前らしいさ。」 それを聞いて紅林は目を閉じた。
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